エッセイ

台湾人が行く台湾絶景スポット ベスト10!

コロナの影響で台湾の人達も日本のように国内の観光地を楽しむようになりました。
フィリピン海プレートとユーラシアプレートの間にある台湾は、土地の7割が山地という豊かな自然に恵まれ、そこに多くの人が集まります。
今回は台湾版Yahoo!が集計したコロナ期間中、台湾人に人気だった絶景スポット10選を紹介していきます。
ここへ行けばあなたも台湾ツウになれます!

第10位 綠島(リュウダオ)

台湾東部の台東から、船で50分のところにある島で、ビーチ、灯台、ハイキング、ダイビング、温泉などなど、ここに来ればなんでも出来ちゃう夢のようなバカンスの島が綠島です。
しかし華やかな島にも負の歴史があります。
日本統治時代後の蒋介石時代の綠島は政治犯の収容場所でした。
当時の政治犯は『緑洲山荘』と『新生訓導処』に収監され、強制労働と思想改革(洗脳)が行われていました。
『白色テロ緑島記念園区』に足を踏み入れると、過去の厳粛な雰囲気が感じられます。
現在はマフィアの上層部クラスが収容される「緑島監獄」がありますが、周囲には監獄からヒントを得た内装のレストランもあり、何事もビジネスに繋げる台湾の国民性を色濃く感じられる島でもあります。

第9位 陽明山(ヤンミンシャン)

複数の火山から形成される地域でたくさんの温泉が湧いています。
この場所は亜熱帯ですが、冬になると稀に雪が降り、積雪した姿は「屯山積雪」と呼ばれ、淡北八景の一つとされています。
主な観光としては、温泉、地獄谷、ピクニック、ハイキング、生態観察、1969~70年の間に建造された「陽明書屋」などがあります。
日本統治時代に作られた牧草地も大草原として観光スポットとなっています。

第8位 墾丁(ケンディン)

台湾最南端恒春半島(台湾の下の細長い部分)にあるリゾートエリア。
墾丁国家公園は台湾で最初に指定された国家公園で、太平洋・台湾海峡・バシー海峡の3つの海に面し,珊瑚の群生で知られています。
海辺には多くのリゾートホテルが点在していて、台湾のリゾート地の代名詞でもあります。
リゾート地でもありながら、イルカなどの海洋生物をはじめ豊富な熱帯植物が存在し,生態保護区に指定されている場所も多い場所です。

第7位 蘭嶼(ランユウ)

台東から船で行くことが出来ます。
緑島と同じく、マグマが冷えてできた火山島です。
島の西北にある山は、山頂が夕日に照らされると、真っ赤な頭のように見えることから、「紅頭嶼」と呼ばれていましたが、後に胡蝶蘭にちなんで「蘭嶼島」と改名されました。
高温多湿で、山は熱帯雨林。動植物の種類も数え切れません。
周囲は珊瑚礁で囲まれ、黒潮が多くの魚を運ぶので、釣りとダイビングの人気スポットです。

第6位 北投溫泉(ベイトウウェンチェン)

台北市内中心部からMRTで40分の温泉街。
日本人観光客も多く訪れる台湾温泉地の代名詞です。
日本統治時代に掘り起こされた温泉街としても有名ですが、
慰安所としても栄えた歴史もあります。

第5位 合歡山(フーファンシャン)

合歡主峰(3,417 m)
合歡山北峰(3,422 m)
合歡山東峰(3,421 m)
合歡山西峰(3,145 m)
石門山(3,237 m)
石門北峰(3,278 m)
合歡尖山(3,217 m)
この7つの連なった山全体を合歡山と呼んでいます。
合歡山の中でも最高峰の合歡主峰は、以前は軍隊が駐留し、一般人は入山禁止でした。
現在は山頂と電気通信業者の無線通信基地を除いて登山客に開放されています。
冬になると雪化粧が見られることから「雪郷」とも呼ばれています。

第4位 澎湖(ポンフー)

台北(松山)、高雄、台中、台南、嘉義、金門島から飛行機が発着しています。高雄(1年中)と嘉義(4~9月のみ)からは船も運航しています。

澎湖は「平湖」「澎瀛」「澎海」「西瀛」「島夷」など歴史ごとに名称が変わりました。
家屋は福建省や金門と似たスタイルで、地元で採れる石や石灰、砂、玄武岩などを使っています。
宗教行事が多いのも特徴で、媽祖や王爺、王船にかかわる行事、鸞堂など地方色豊かな祭りがとり行われています。島内には大小約200もの廟があり、なかでも天后宮、城隍廟、武聖廟、保安宮が有名です。
澎湖本島の見どころは風景と東アジア第一の海抜を誇る「跨海大橋」で、海上の公園とも呼ばれています。
北部の島は海のパラダイスと呼ばれていて、数千mにも広がる広大な黄金色の砂浜「吉貝嶼」は、本島から船で20分ほどで到着するので、夏のリゾート地としても大人気です。
「桃源区」ともいわれる南部の島は、玄武岩の石柱からできた「桶盤嶼」のほかにも石にまつわる様々な観光スポットがあります。

第3位 司馬庫斯(スーマークースー)

※交通手段は車かバスのみ
台湾の北西部、新竹県の尖石郷玉峰村に「司馬庫斯(スーマークースー)」と呼ばれる集落があります。
標高1500m、台北から4時間、新竹からは3時間かかります。
「神の集落」とも呼ばれていて、春は桜、秋は紅葉、冬には雪…
まるで四季がはっきりした日本のような気候です。
ここではタイヤル族の人々が伝統に従った生活を行ない、共同生活をしています。台湾で最も遅く電気が通った場所と言われ、長らく「陸の孤島」と言われてきました。その分、手つかずの自然が残され、集落のはずれには9本の巨木が見られます。村人の手で拓かれた登山歩道も整備されています。往復で5時間ほどかかりますが、傾斜は少なく、子供やお年寄りもハイキングが楽しめます。巨木の最高樹齢は約2500年。大きくて太い幹が天に向かって伸びている姿は圧巻です。神々しくもあり、これを見るだけでも訪れる価値はあると言えるでしょう。

第2位 小琉球(シャオリョウチョウ)

美しい海岸線と変化に富んだ海底が特徴で、周辺の海には魚類や貝類、藻類、珊瑚など800種類余りが生息しています。東港から小琉球までは船で約30分です。島内観光は環島バスを利用すれば約1-2時間で回ることができます。見どころは烏鬼洞と美人洞、白沙埠頭で観光潛水船に乗り、海底探索に乗り出すのもお薦めです。
(島の地図など詳細はこちら

第1位 阿里山(アーリーシャン)

嘉義県にある阿里山は、ご来光、夕霧、雲海、森林鉄道、ご神木という「観光名所のデパート」とでもいうべき場所です。
阿里山というなまえの由来は原住民ツォウ族の言葉が由来だと言われています。
標高の高い山に囲まれた阿里山地区は、亜熱帯の台湾でも1年間の平均気温10度前後、最低気温8度、最高気温15.7度と涼しい気候です。
4月から9月は雨季、10月から翌年の3月までは乾季ですが、全体的に湿度は高く、濃霧が発生しやすいので、注意が必要です。
東部は阿里山山脈に属する大塔山、石水山、兜山、万歲山、塔山、祝山、尖山など十八の山で構成されています。
険しい地形を流れ下る清水溪の上流ではたくさんの滝が作られ、瑞峰、瑞里、豊山の清水溪支流地区では「龍宮」「雷音」「雲潭」「石鼓盤」などの滝を見る事が出来ます。

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