こんにちは。
実は関西圏で巫女やってます。
女の子ならだいたい憧れますよね?
今回は現役巫女の私が巫女に関するあれこれを書いてみようと思います。
巫女は処女しかなれないって本当?
巫女の採用面接では「男性を知っていますか?(処女ですか?)」と質問されるらしい…
という話は有名で、実際に昔は幼い女の子(処女)がご奉仕していました。
しかし現在はだいたい二十歳前後で主に大学生が多く、普通に彼氏もいます。
結婚している巫女もいますし、子持ちの巫女もいます。
そもそも今のご時世に『処女』という制限をかけたらどうなるか…分かりますよね?
宮司(神社の長)から長年セクハラされていたと巫女が訴訟を起こしたというニュースもありました。
つまり『巫女は処女』という話は今や男のロマンであって現実は『一般女性』という事です。
神道(宗教)に入信しないとなれない?
家が仏教、キリスト教などの他宗教だと巫女になれないのでは?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし家がどこの宗派とか今の時代は気にしていません。(現に私は神道ではありません)
ただ内部には神道の系統を持つ『天理教』関係の人が多いです。
新興宗教や悪評のある団体に所属していない限りそのような事はまずありません。
覚えることがたくさんある?
ご奉仕とはいえ、すべての巫女にはコミュニケーション力や要領はある程度必要にはなってきます。
おみくじの種類や値段を覚え、おみくじの在庫整理、在庫数の確認、会計や検品などの雑用をする事もあります。
神楽巫女の場合は舞をきちんと覚えなければいけません。
そのほかにも祭典の順番、神社参拝の一般常識なども覚えなければいけません。
巫女の概要
巫女の分類
巫女といっても
1.限られた期間だけ奉仕する【繫忙期バイト巫女】
2.いつも神社にいる【常駐巫女】
3.式典、祭典などで舞う【神楽巫女】
と大きく3つに分ける事ができます。
周囲にいる「巫女やったことある~」という方はほぼ年末年始の【繫忙期バイト巫女】だと思います。
私は現在【神楽巫女】と【繫忙期バイト巫女】を掛け持ちしています。
私が神楽巫女を始めたきっかけは雅楽教室の先生からスカウトされた事です。
何気なくご奉仕していますが、周囲から「え!?神楽巫女!?」とほぼ確実に驚かれています😳
では巫女に関する素朴な疑問やどのようになれるのかを解説していきます。
繫忙期バイト巫女
夏祭り、秋祭り、年末年始など人が多く集まる時期に助っ人としてご奉仕する巫女です。
お守りやお神酒の授与や受付をしますが、祭典や式典には参加しない事がほとんどです。
臨時採用なのでほとんどの神社が巫女装束を貸し出してくれます。
一部では髪がショートでも大丈夫な神社もあります。
会社でいうなら日雇いという感じです。
応募方法
『年末年始 巫女 募集 (地名)』など検索すると出てきます。
それか神社に電話をして聞くかです。
ここから常駐巫女にスカウトされる可能性もあります。
給料(相場)
1日あたり1万円前後(神社による)
常駐巫女
常駐という名の通り、いつも神社で清掃やお守り授与などを行っている巫女です。
神社での結婚式やお宮参り、七五三などで受付や神楽を舞っているのも常駐巫女だったりします。
神社に関する知識やマナーなどは知らなくても入ると教えてくれます。
髪がショートでも大丈夫な神社もあります。
会社でいうなら正社員という感じです。
応募方法
バイト巫女と同じく募集をしている神社があるので、探してみてください。
ただ優雅な見た目に反して激務という事で、なかなか応募が来ない職種です。
入ったら簡単にやめられないという事も事前に覚悟しておきましょう。
給料(相場)
時給800~1000円
神楽巫女
供物や参拝者への加護の付与として神の遣いとして舞う巫女です。
主に人が多く集まる祭典や式典、行事にて見る事が出来ます。
(湯立神楽など、特別な舞を必要とする行事は神楽巫女の割合が高いです)
基本的に笛や太鼓で演奏する「楽人」と呼ばれる人たちと行動します。
髪の長さは最低でもくくれるくらい必要となります。
小さな神社の場合は外から巫女が派遣される事もあります。
会社でいうなら派遣社員という感じです。
応募方法
9割がコネです。
どうしても!という場合は、奉仕している現場に行って質問する事です。
ただ神楽巫女も覚える舞が多く、1日正座など、かなりの激務です。
そして舞を間違えた巫女は2度と使わないという厳しい神社もあります。
給料(相場)
1件あたり2万円前後(内容による)
まとめ
いかがでしたか?
巫女は優雅な見た目の割に激務でもらえるお金は少ないのです。
しかし日本の古き風習に触れる機会が減っている現代では良い経験にはなると思います。
一度周辺の神社で検索してみてもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました🤗