私は映画のようなものすごい長い夢を見るようになり、そこから悪夢の長い(途中で起きられない)夢になりました。
本当は今すぐにでも横になりたいくらい疲れていますが、安眠を犠牲にして見た夢物語…せっかくなので記録してみようと思います。
文面で見れば怖いように思いませんが、歩く道のりや、時間経過など、実体験しているような生々しい夢なので、実際の夢は文面よりもさらに長く、かなり恐怖を感じます。
実際に見た夢なので突然変な人物が現れたり場面が急に変わります。
人物や状況が変わった段階で区切っていますが、実際はこれをずっと続けて見ています。
『劣悪な避難生活』
母、姉と誰かの家にいる。
「お風呂、追い焚きだけど良い?」
お世話になっている家主である若いお母さんに声をかけられる。
「あぁ全然平気ですよ!」
笑顔で答えるお風呂に向かうが、綺麗なお風呂を目前に
「うちらはそっちじゃない。こっち。」
母と姉に呼び止められ、綺麗な家を出て歩かされる。
刑務所ような…昭和時代の掃除のされていない古びたタイル張りのシャワー室にいた。
「トイレもそこにあるから」
家族に言われてトイレを確認するとえずいてしまうくらいの劣悪なトイレだった。
風呂を諦めて外に出ると、洗面器セットを持った浴衣姿の武田鉄矢に似たおっちゃん…
いや、明らかに武田鉄矢がそこにいて道を案内される。
到着すると姉が養生テープで張りながら何かをしている。
「これ使い終わったから片付けといて。」
テープを渡された瞬間、私は雑居ビルの階段にいた。
手を滑らせてテープを落としてしまう。
どんどん転がり落ちるテープを上から覗き込んで確認する私。
面倒くさいと思いつつ取りに向かう。
拾うと横にエレベーターがあったのでとっさに乗る。
中に入ると突然エレベーターが広くなり、遠くにあった階層ボタンを押そうにも【L】という謎の項目しかない。
次の瞬間、エレベーターのドアが閉まり、ものすごい勢いで急降下する。
到着すると商業施設のスタッフらしき人が驚いたような表情で立っていた。
上に上がりたい事と伝えると
「階段で上がって別のエレベーターを使ってください。」
と言われるが、階段らしきものがなく、頭ほどの高さの段差がある所を上れと言われる。
スタッフの助けもあり登り切る事ができ、私は広いロビーを見上げる
(おわり)
怪物と人間の共存
幼少の頃通っていた幼児教室に似た所で座る私。
ドアが勢いよく開けられる。
「あの子がまだ見つからない!」
泣きながら女が入ってくる。
「お母さん…?」
その後ろから探していたであろうA子が入ってくる。
その途端に泣き出す母親だが様子がおかしい。
抱きしめもせず絶望に満ちたような泣き方をしている。
私はA子と友達だったようで
「よかった」
そう言って抱きしめる。
しかしAの背中に何か違和感を感じた。
ピンクのタイル張りの手洗い場にいた私はA子と他愛のない話をする。
裸足で立っていたA子の足の裏を見た。赤い謎の斑点がいくつもあった。
私は薄々気が付いていた…戻ってきたA子がもう人間ではなくなっている事に。
A子の皮膚を被った怪物であるという事に…
隣の教室から騒音が聞こえた。
「お前の母さんが!」
A子に向かって駆け寄り、逃げる男子。
目の前で死神のような怪物に魂を抜かれるA子の母親。
「あ…」
A子が急いで何かをつぶやき手を伸ばすと生き返る母親。
その途端に私の目に異常が現れる。
クラスメイトの何人かが白骨化して見えたり、皮膚のない怪物に見えるのだ。
そして私は恐怖を感じて恐る恐るA子に視線を向ける。
「A子…分かってるよ…本当はA子…」
思わずそう言ってしまった私。
途端にA子は私を睨みつけて後ずさり、A子の皮膚にじわじわと血がにじむ。
このままだと殺されると感じた私は
「違う!私が言いたいのはどんな姿だってA子は友達だって事!」
とっさに嘘をついた。
生き延びたい為に怪物と友達なんて嘘を言ってしまった。
A子はそんな私をにらみ続ける。
その姿はどんどん異形の姿になっていく…
(おわり)
まとめ
この夢を見終わった日の朝は全く疲れが取れていなくて、徹夜をしたような怠さがありました。
手足も本当に怠く、気力もわきません。
A子に関しては生々しいグロテスクな怪物で本当に怖かった…(´;ω;`)
しかも怖いのに起きる事ができないんです。
私はホラー映画が大の苦手なんですが、
強制的にVRホラーアトラクションに参加させられた感じです。
夢だから目も閉じられないし、失神もできないし、本当に悪夢でした。