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こんにちは。
IQIYIで『逆局』の全話配信が終わって、また1話から見ている…
というか何度もリピートして逆局の考察沼に落ちてしまっているてつこです。
このドラマの面白いところは人の心境の変化がホント分かりやすく描かれているところです。
今回は考察沼となった私が、事件が同時進行&時系列ぐちゃぐちゃな聖美銃撃事件を
イェンドン(梁炎東)の目線で整理しながら解説をしていこうかと思います。
※一部はてつこ氏の考察です。本編では描かれていません。
※イェンドンの年齢設定はないそうですが、裁判の資料を参考に40歳の設定にしています。
2009年12月(28歳)
聖美広場でプロポーズを計画
銃撃事件に巻き込まる
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彼女にプロポーズをしようと決めたイェンドンは楽しそうに撮影する彼女を微笑ましく見守っています。
サプライズのつもりなのか指輪を用意していますが渡しません。
彼女は困っている人を見ると放っておけない性格。
イェンドンはそんな性格を好きになったのでしょう。
しかし突然銃声が響きます。
彼女を守る為にレンフェイを避難させる
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発射位置を特定したイェンドンは安全地帯を見つけ、彼女と隠れていましたが、
母に泣きすがるレンフェイを見つけ、彼女がイェンドンの手を振りほどき駆け寄ります。
イェンドンはレンフェイを担ぎ上げ、早く避難するよう伝えますが、
「ママはまだ生きてるんだ」という言葉を聞いて彼女は安心させるためにも母親の介抱を始めます。
目の前で彼女が撃たれる
犯人逮捕に納得がいかない
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レンフェイを落ち着かせたイェンドンは彼女の所へ向かおうとします。
母親が亡くなったと悟った彼女はイェンドンの元へと向かいますが、
腹部を撃ち抜かれ、イェンドンに抱かれ亡くなります。
現場で自殺したとみられる男を逮捕した警察でしたが、
イェンドンは偽装された犯人である事を即座に見抜きます。
師匠と真相解明の為に動き出す
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彼女が亡くなった理由を求めてイェンドンは無我夢中で捜査を始めます。
「死人に口なし…警察の中ではもう解決している事だ。」
イェンドンのプロファイルの師匠はそう語り、
「君は被害者の立場に立ち過ぎている、もっと犯人の気持ちになって考えるんだ」
と、客観視するよう厳しく言います。
2010年(29歳)
誤認逮捕の証拠を報告
警察に絶望して退職
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警察が捕まえた男は事件とは無関係であるとプロファイリングした結果を訴えるイェンドン。
「恋人を殺された現実を受け入れられないのではないか」
とバカにした態度にイェンドンは
「真相を解明するのが警察じゃないのか」
と反論しますが、
「私情で警察の評判を落とすようなら重い処分もあり得るぞ。」
と言われ、怒りが頂点に達し、絶望したイェンドンは警察を辞めます。
2013年(32歳)
司法試験に合格
弁護士事務所を起業
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警察を辞めたからといってプー太郎にもならず、
真相解明の道も諦めなかったイェンドンは3年後に司法試験に合格し、弁護士事務所を立ち上げます。
その真意は様々な案件から事件解明へと繋がる手掛かりを探す為で、
弁護から犯人の心理を理解する事で、師匠から注意されていた
『犯人の気持ちになって考えろ』という課題を克服したと思われます。
2019年12月(38歳)
事件から10年
慰霊碑を前に決意を新たにする
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弁護士として成功していたかどうかは分かりませんが、10年という節目にイェンドンは慰霊碑を訪れます。
19歳になったレンフェイともすれ違っていますが、お互いに気が付きません。
見た目(年齢)や言動からレンフェイだと分かっていてあえてスルーをした可能性もあります。
でないと1話目でいきなり大人のレンフェイに反応している事に違和感を感じます。
2021年(40歳)
事件の黒幕に関わる依頼を受ける
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事件の手がかりを追い続けていたイェンドンのもとに依頼人が訪れます。
依頼人は「病院が夫の死亡について何かを隠蔽している」と主張しますが、慰謝料が目当てではなく、
何か別の目的があり、それを理解したイェンドンは弁護人として彼女をフォローします。
突然の和解成立に疑念を抱く
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綿密に相談をしていたイェンドンに突然先方から「和解が成立した」という知らせを受け、
小切手と和解書を確認すると「原告側が欲しかった答えではない!」と怒りをあらわにします。
執刀医が説得しようとするも「感情論は何の証拠にもならない」と突っぱねます。
【トピック】突然和解した理由
イェンドンには黙っていましたが、優先的に臓器移植を受ける為に病院に多額のお金を渡していました。
その賄賂を稼ぐ為に援助交際をしていたのですが、イェンドンにはこの事を一切言っていませんでした。
その弱みに付け込んだ病院側が賄賂の返済と援助交際をしていたという証拠写真を渡し、脅した結果の和解です。
依頼人の友人に警告する
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和解後に音信不通となった依頼人を探していたイェンドンに、依頼人の友人から捜索依頼を受けます。
「危険な予感がする。この案件に深入りしない方がいい」
イェンドンは警告をしますが、友人は頑なに拒否をして自分の力で見つけ出すと立ち去ります。
【トピック】友人が捜索に固執した理由
依頼人に援助交際を提案し、仲介したのが彼女です。
その影響で身に危険が及んでいるのであれば自分の責任だと感じた彼女は
自分の身に危険が起こってでも探し出そうとしているのです。
冤罪で留置所へ送られる
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依頼人の友人宅を訪ねたイェンドンは背中が血だらけの彼女を発見。
介抱していると突然警察が現れ、現行犯として逮捕されます。
この作品はここから始まります。
報道にてレンフェイの姿を発見
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拘置所での情報収集も真相解明につながると感じたイェンドンはしばらく身を潜め、
拘置所内でも目立たないよう注意を払いながらルームメートの情報屋から様々な情報を入手します。
そんなルームメイトが見ていたテレビに偶然レンフェイの姿を見つけ、事件の事を思い出します。
警察の動向を探る
レンフェイとの再会
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意識不明だった依頼人の友人が亡くなった事で【強姦傷害罪→強姦致死罪】に切り替わり、
イェンドンは腐敗した警察によって有罪にされてしまうと焦ります。
そこで捜査チーム…レンフェイの動向をプロファイルの師匠の娘、現在は記者として働くジーを使って把握します。
まだ純粋なレンフェイなら利用できると考えたイェンドンは、12年ぶりの対面を果たします。
事件の首謀者に命を狙われる
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レンフェイの働きもあり無罪を勝ち取ったイェンドンですが、次は様々な場面で命を狙われます。
そこから最後に担当したであろう依頼との関連性を見つけ出しており、銃撃事件の真相にも関わってきているのではないかと疑い始めます。
同じ志を持つレンフェイを信頼する
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警察は信用できないというイェンドンは「自分は捜査官だ」と言い、警察側の人間だと主張するレンフェイに絶望します。
ベランダで落ち込んでいるイェンドンの元に現れたレンフェイは
「俺も信じちゃいないけど…小さい時にジャケットを被せてくれた人の事はずっと信じてる」
と話し、捜査仲間ではなく一人の友人として協力したいと言います。
(レンフェイはジャケットを被せた人=イェンドンとは気付いていません。)
真犯人を捕まえるも殺される
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レンフェイの上司でもあり、イェンドンが心を許したタン隊長を殺害し、
イェンドンの命を狙っていた林啟辰(以下:ショットマン)を捕まえます。
レンフェイから「奴が銃撃事件の真犯人だ」と聞いたイェンドンは驚きを隠せません。
真相を早く聞き出そうと焦るレンフェイを落ち着かせ、じっくり黒幕を聞き出そうとしますが、
ショットマンはその日のうちに脱走し、対峙したユールー(楊羽璐)によって殺害されてしまいます。
レンフェイの部屋にショットマンの似顔絵が壁に貼られている光景を目にしたヴィックはレンフェイの事件に対する執念、真相解明の為に現在も未来も犠牲にしてきたことを痛感します。
事件の首謀者から真相を聞く
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レンフェイの証言をもとに銃撃事件の首謀者シュエソン(穆雪松)から事件の真相を聞き出します。
『揺すりをかけてきた議員の暗殺を隠す為のカモフラージュだ。彼らは必要な犠牲だった』
そのように悪びれる事なく得意げに話すシュエソンにイェンドンは
「少なくとも殺された人たちはお前達よりも生きる価値のある人間だった」と怒りをこらえて話します。
普段は犯人に同調する姿勢をとるイェンドンも、この時ばかりは眉間にしわを寄せ
「お前には全く同情できない」ときつく吐き捨てます。
レンフェイから真相について聞かれますが、レンフェイの性格や過去を知るイェンドンは
レンフェイを思いやり「何も言わなかった」と嘘を言います。
2023年(42歳)
未来へ歩もうと決める
警察に再就職
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事件の真相、警察の腐敗も明らかにしたイェンドンは、
「過去は変えられないけれど、未来はいくらでも変えられる」
とレンフェイに伝え、姿をくらまします。
2年後、海外組織による犯罪が増えたのをきっかけに『プロファイル班』が結成される事になり、
本部からイェンドンが異動してきます。
その表情はかつての周囲を信用せず、常に睨んでいるような表情ではありませんでした。
まとめ
いかがでしたか?
イェンドンとレンフェイは作品中【聖美銃撃事件】という過去にずっと縛られていました。
それが解明され、受け入れられた事で「未来を変える」事ができた訳ですね。
続編、シリーズ化を希望したいですね。
それも視野に入れた上でタイトル変更があったのではないかと思っています。(追兇者→逆局)
最後まで読んでいただきありがとうございました🤗