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「妖しのセレス」第5話ストーリー、ネタバレ・感想

目を覚まさない妖の母。ふらつきながらも妖を探す明。これからどんな展開を迎えるのか楽しみです。それでは5話行ってみましょう!

第4話はこちらです↑

第5話 十夜の宿命

十夜は一瞬にして明の周りにいた男たちを倒す。そして御景家に戻るよう説得する。しかし明は「孫を狙う爺さんとはいられない」と聞く耳を持たない。「心配か?」と聞く十夜に対し、「当たり前だろ。二人だけの兄妹なんだから。」と言う。その言葉を聞いた十夜はハッとした顔をする。

やっぱり十夜かっこよすぎます。そして強い!あれだけ威勢の良かった連中を一瞬でボコボコに。

目を覚ました妖は、雄飛の部屋のふすまを開けると、日本昔話集が目に入る。そこには「ある日、若者が水辺を通りかかった時、美しい天女が数人水浴びをしている姿が見えた。側の松の木には見た事がない美しい羽衣。若者は天女の物と気づき、そっと一枚盗み持って帰った。羽衣を盗まれた天女は天に帰れない。天女は若者に羽衣を持っているなら返してくださいと言うが、若者は素知らぬ顔。帰れぬ天女は泣く泣く若者の嫁になる。一緒になり、やがて子供も生まれ数年後、天女は子どもの口ずさむ歌を聞く。それは男の隠した羽衣のありかを示すものだった。羽衣を手にした天女は、恋い焦がれた天に帰る。夫を残し、子供達を残し。」と記されてある。妖は「天女の羽衣…」とつぶやいた。

なるほど。それが天女の子孫たちだったんですねぇ。

十夜は明を妖のところへ送る。そして「ただしひと晩だけだ。妖に会っても俺の事は言うな。」と伝える。明はありがとうと伝えると、梧家の中に入っていった。不安を抱える妖が顔を上げると、そこには明がいた妖は涙を浮かべ抱き合い喜ぶ。その様子をビデオに収める家政婦の小田さん。「明、どうやってここまで?」と聞く妖に対し、「十夜…いやっ、親切な人がここまで送ってくれたんだ。」という明。妖は「十夜が‥?!」と思い、驚きを隠せないでいた。

いや、即バレしてる!「十夜…いやっ」ってもう遅い!全部聞こえてる!感動しましたが、ちょっぴり笑えるシーンでもありました。笑

「なんで祖父に狙われているのか分からない」という明に対し、本当の事が言えない妖。その夜、妖は明と手を繋いで寝た。

夜中明が目を覚ますと「見つけた」と言いながら明の首を絞めるセレスの姿があった。「この全身の傷、これは私を辱めた男。羽衣を返しなさい!」と手に力を込めるセレス。次の瞬間、飛んできたナイフを避けるセレス。見るとそこには十夜がいた。

「おい、どうした」と言い入ってきた雄飛だったが、セレスを見て驚く。セレスは「あなたは御景明ではない。その傷がその証!」と言い、力を十夜にぶつけた。しかし部屋が破壊しただけで、十夜にはかすり傷一つない。「なぜ私の力が効かない?」というセレスに対し、「あいにくだが、明を守るのも私の仕事でね。」と答える十夜。

次の瞬間、明はセレスに抱きつき、「妖!どうしたんだよ!俺だよ!」と叫ぶ。セレスは「触らないで!」と言い、明を吹っ飛ばす。十夜は明を受け止め、「明が宿敵とは、どういう事だ!」と聞く。セレスは「私が初めて地上に降りた時、御景は私から羽衣を奪い去った。そのために、故郷に帰れなくなった私を…その男は強引に…。そう、その体の傷、それは私が力でつけた傷と同じ。私は必ず復讐すると決めた。羽衣を取り返し、必ず御景の血筋を滅ぼすと決めた。羽衣のありかはお前(明)だけが知っている。すぐに返しなさい。」と言い、また力を放出しようとする。

童話に書いてある通りの事が起こったんですね。セレスは何十年も天に帰れず…。相当な悲しみだったはず。

やってきた納涼から「すぐに力を止めないと!」と言われた雄飛は、また前を同じようにセレスにキスをする。その間に十夜は明を連れて立ち去っていった。

また意識を取り戻した妖に殴られる雄飛。あらら~。まぁ、妖ちゃんは事情知らないから仕方がない…?

十夜に連れられる明を追い、門の外まで走り出す妖。そこには各臣の迎えの車があり、明は車に乗せられ御景家へ連れ戻された。一人残った十夜に対し「明をどこへ連れて行ったの?」と聞くと、十夜は「そこに車が止めてある。付いてくるなら勝手に付いてこい。」と言った。

十夜が向かった先は十夜の家だった。シャワーを浴びながら、どうして十夜についてきたの?と自問自答していた。浴室から出ると、妖は十夜自身について質問するが、自分の名前と御景の名前以外覚えていないと言う。妖は十夜が各臣が記憶を引き出す方法を知っていて、記憶が知りたいために御景の元で働いていると知る。

なるほど…過去を忘れているんですね。なぜ記憶が無くなっているのか、それも後にキーポイントとなりそうです。

もう寝ろと言われ、ベッドの側にいくと、そこには明から妖への誕生日プレゼントが置いてあった。なんと明もプレゼントに同じ赤いピアスを選んでいたのだった。それを知って涙がこぼれる妖。その肩を抱く十夜。そして明からもらったピアスを付けた妖は、十夜の膝の上で眠る。そして心の中で「好き」と確信したのだった。

好きな人がこれから敵になるかもしれない。そんな悲しい事があるでしょうか…?十夜のさりげない優しさが悲しくなる瞬間でした。涙

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