実は弟の方が才能がある!?「NARUTO~ナルト~」原作者の弟 岸本聖史先生の代表作「サタン」について語ってみる

ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」第2話に登場した漫画「ヨビガミ」で話題となった岸本聖史先生について書いていこうと思います。

    

私が岸本聖史先生を知ったきっかけ

「NARUTO」原作者の双子の弟というのはファンの間では有名な話ですが、
私は「NARUTO」のコミック内で作者が言及していたことがきっかけで双子の弟の存在は知っていて、本屋で名前を見かけた時に「あ、この人弟かな?」というレベルで存在は知っていました。しかし当時はまだ小学生で、NARUTOに夢中だったので、ようやく「サタン」を購入して読み始めたのは全19巻中の14巻からでした。

連載デビュー作
「666~サタン~」

「サタン」は今でも岸本聖史先生の代表作として語られている作品ではないでしょうか?
少年ガンガンで連載されていた、悪魔サタンを宿した主人公ジオ=フリードと冒険家ルビィの冒険と友情、絆を描いた壮大なファンタジー漫画です。

後出しじゃんけん状態の兄に
次々と負け続ける

      

「サタン」を読んでみて、どうして早くからこれを読まなかったのかと後悔しました。
漫画家一直線の兄に対して、一般企業に勤めていたせいもあったからか、連載初期の画力やストーリーは兄の方が断然優れていました。
しかし後半になるにつれ、ストーリー展開や複線回収のセンスは聖史先生の方がピカピカしていました。
漫画家として不慣れだったせいか、初期は兄をかなり真似ていますが、中盤から後半にかけては兄とは違うタッチで画力が上がり、ストーリー展開も兄を追い越しました。
しかし、その時すでに国民的作品となってしまっていた「NARUTO」とは周知度が雲泥の差だった為、「NARUTO」がストーリー展開をごっそり取っても読者は気付かず、結果として後から読んだ人は「NARUTOのパクリ」とサタンを揶揄するのです。
パクったどうのという前に、2人は小さい頃から夢を共にした双子…しかも一卵性双生児ですからね。
実際にお兄さんはコミックにて『小さい頃から一緒に絵を描いていて、弟とは電話で漫画について意見交換をしている』という風に語っています。
連載当初は弟に厳しかったという兄でしたが、これだけ貢献した弟に一切金を渡さないという薄情者ではないと思っています。
情報量程度は渡してるだろうと信じています←笑

「NARUTO」との類似点

主人公が孤独という設定

この頃はNARUTOがここまでの大作になるとは思いもしなかった頃でしょう。
ナルトとジオに共通しているのは『何かが中にいる』『友達がいない』という事です。
これは明らかに「サタン」がパクっていますね。
違う点は、ナルトはチャクラというエネルギーのみの存在で、ジオは最初から二重人格のように中の物がしゃべっている事です。
この違う点も後にナルトに見事吸収されてしまいました。
しかしネタバレを含めると、ナルトは封印されているのに対して、ジオは覚醒という形、まさに二重人格という点で大きく違います。

ストーリー構成

サタンでのストーリー構成は天使と悪魔を10個ずつ石板に打ち込んで世界征服をするというものですが…
あれ?NARUTOでも似た設定ありますよね?主人公ナルトに封印された尾獣を集めるというものです。
ちなみにこの構成は「サタン」の方がかな~り早く組み込んでいます。

ぶっちゃけ
売れた兄をどう思っているか

【ガンガンon-line】スペシャル企画での兄との対談にて「『NARUTO』のファンです」と公言した聖史先生。「精神面で弱った時の支えが兄からの電話でした」という言葉からも、兄がかけがえのない存在だという事が分かります。
かつてディズニーに『ジャングル大帝』をパクられた手塚治虫先生も「世界のディズニーに模倣されるとはむしろ誇らしい」と言っているように、聖史先生自身も兄とのパクリパクられを気にしていないと思います。

まとめ

いかがでしたか?
国民的作品の原作者という肩書を背負う兄に比べると、聖史先生は仕事の幅は大きく広がっているようにも感じます。
「サタン」の後も少年誌への連載がありましたが、現在は青年誌など大人向けの漫画も描いています。

      


個人的には兄に頼らなくても十分な素質があると思っていますが、いつまでも兄弟仲良くしてもらいたいですね。

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