IQIYIにて『逆局』の全話配信が終わって、また1話から見直しているてつこです。
このドラマの面白いところは人の心境の変化が本当に分かりやすく描かれているところです。
それは時にカメラワークであったり、表情であったり…
今回は「内容だけでも複雑なのにそんな細かいの見る余裕ないわ」という人向けに解説をしていこうかと思います。
心境の変化①
銃撃事件で助けた子どもの面影を見る
(1話)
第1話の中で刑務所のルームメイトが持つテレビを見てイェンドンが表情を変える場面があります。
この時は(まさかあの時の子ども…?)と疑うイェンドンですが、
偶然にも目の前に現れたレンフェイを見てさらに疑いが深まります。
そして警察学校時代の先輩であった看守ミンヤンがレンフェイと連呼していた事で名前を知り、ミンヤンを利用して実際に対面しようと試みます。
心境の変化②
自分と同じ『純粋な正義感』を感じる
(3話)
レンフェイと対面し、会話をしたイェンドンは内に秘める『純粋な正義感』を感じます。
それを確かめるために捜査のヒントを与え、警察の動きをルームメイトのテレビで逐一観察します。
警察を信用していないイェンドンは恐らくレンフェイの事も事前にプロファイルをし、
レンフェイがあの時の子どもだという事はこの地点で分かってると思われます。
だからこそ彼を独房に呼んだのだと思います。
この頃のはレンフェイが冤罪解明に利用出来るかを判断する目で見ているので、信用はしていません。
心境の変化③
ジャケットを見て同志だと理解する
(4,5話)
捜査のヒントを求めてばかりで自力で考えない態度にイェンドンは協力をやめようとします。
素直に出ていくレンフェイの椅子に掛けられていたジャケットを見たイェンドンは態度を一変。
呼び戻して犯人逮捕に繋がる助言をする場面が4~5話にあります。
この時、初めて銃撃事件当時、レンフェイに被せたジャケットを大事に持っていたと知ります。
プロポーズをする時に着ていた勝負服(?)ですから嫌でも覚えているでしょう。
レンフェイ自身にとって辛い思い出であるジャケットを身に着けているという事は、
彼の中に『銃撃事件の捜査に不満を持っている』という感情があると勘付きます。
冤罪解明に利用出来る逸材だと判断したイェンドンは、捜査手順の基礎を丁寧に教え始めます。
心境の変化④
純粋に信じて動く姿に信頼を寄せる
(10話)
冤罪解明のために動き、自身が執筆した本を読み、師と仰ぐような従順な姿にイェンドンは心を開き始めます。
イェンドンが心を開いた決定的な出来事は、10話で懲戒免職処分の危険を冒してまで指示に従った事です。
この事をきっかけに彼はレンフェイを完全に信頼します。
そして唯一信頼していた季思琪(ジー・スージー)と合流させ、3人で冤罪証明へと本格的に動き始めたのです。
まとめ
いかがでしたか?
この一連の行動にはレンフェイの闇落ち(復讐心から真犯人を死に至らしめるなど…)を防ぐ目的があったとも考察しています。
第2章からは基本的にこのペアでの真相解明が始まるのですが、
イェンドンとレンフェイの信頼度が半端なく、公式ですらBLを匂わせるレベルです🤣🤣
どうです?また1話から見たくなりましたか?
2021年12月からはU-NEXTで先行配信、
2022年1月6日からはケーブルテレビにて配信、放送されます。
その時にはイェンドンの心境の変化にも注目して見てみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました🤗
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