片足の痺れ・歩行困難なほどの太ももの激痛・ひざの痛み…
あまりにも異常な痛みに私は整形外科を受診。
でもレントゲン・MRI検査でも全く異常がなく『椎間板ヘルニア』でも『坐骨神経痛』でもありませんでした。
そんな【原因不明】と言われた私が【帯状疱疹】の治療を開始するまでの症状、そしてどのような症状だったのかを説明をしていこうかと思います。
読む前に注意!
今回の診断結果は【帯状疱疹】でしたが、女性の場合は卵巣嚢腫や子宮筋腫でも似た症状が起こるそうです。
自身で勝手に判断せず、まずは病院で先生にしっかりと症状を伝える事が大切です。
この体験談はあくまでも参考程度にお読みください 。
そもそも『帯状疱疹』って?
小さい子どもが『水ぼうそう』にかかる事は知っているかと思いますが、
そのウイルスが神経のどこかに隠れていて、疲れやストレスなどで免疫力が落ちてしまうと、活性化して神経を炎症を起こしながら移動します。その為、最初は痺れるようなチクチクした痛みが5日前後続き、
その後、猛烈な痛みと痒みのある水ぶくれを発生させる事が特徴的な病気です。
早期に治療をしないと神経痛が一生残ってしまったり、場所によっては失明や頭痛、難聴が一生続くなど、後遺症を伴う危ない病気です。
症状①(0日目)
チクチクする股関節の痛み
私は股関節の変形を持っているので、股関節痛は元からありました。
痛むのは半年に1度程度で大抵は2,3日で治まっていたのです。
しかし今回は4日過ぎても5日過ぎてもチクチクと痛みが続きました。
主治医いわく、ウイルスの潜伏場所が腰・股関節近くの神経(坐骨神経)だったのではないか?という事です。
症状②(7日目)
片足のみのピリピリとした痺れ・むくみ
私の場合は股関節痛に続いて、内もも、ひざの内側、ふくらはぎの内側、土踏まずにピリピリとした痺れが発生しました。外側は本当に何ともないのです。
そして一目で分かるほど片足だけが浮腫みました。(片足だけズボンが通りにくいレベル)
主治医いわく、『血管神経性浮腫』という神経の炎症・損傷から発生する症状だそうです。
症状③-1(10日目)
歩けないほどの痛み
突然片足の力が抜ける
運動不足が祟った血行不良だろうと勝手に判断した私は極力歩く事をしました。
しかし人の肩を借りないと歩けない程の太もも(前側)の激痛が襲います。
そして急に片足に力がスッと抜けて転びそうになる事も。
後から思うと『神経の炎症・損傷』の症状なのですが、
私は筋肉痛と無理に運動した事で筋肉が疲れたんだと勘違いをします。
症状③-2(10日目)
ズキズキとしたひざの痛み
太ももの激痛と同時に襲ったのはズキズキとしたひざの痛み…
よく広告なんかで階段を上るお年寄りが「いたたたたぁ…」と膝をさすっている場面がありますが、
まさしくあの状態になります。
片足の膝全体がズキズキと痛み、階段を上る度に立ち止まってさすっていました。
症状④(12日目)
激痛が片足全体の倦怠感(怠さ)へ変化
突然、あれだけ私を苦しめた太ももの激痛が消えました。
その代わりに激痛は倦怠感へと変化し、片足だけ感覚が鈍いような感覚になったのです。
今考えると神経が相当やられていますよね💦
この時はまだ膝の痛みが継続していました。
診察①(13日目)
整形外科を受診
母から「おかし過ぎる」と言われ、ようやく私は病院へ行きます。
これまでの症状からもちろん『整形外科』へ受診しました。
座った状態で膝をコツンと叩いてひざ下が動くかどうか(神経反射テスト)をしたのですが、
問題の足は微動だにしませんでした。
「神経の伝達がかなり悪い状態だね」と言われ、
保育士経験があり、椎間板ヘルニアの経験があるという事で、レントゲン&MRI検査(翌日)を実施。
しかし骨にも神経の通り道にも全く異常が見つからず、【原因不明】という結果を言い渡され、
とりあえず様子を見ようという事に…😭
症状⑤(15日目)
湿疹が出てくる
朝起きるとこのような湿疹がお尻の下(外側)、ひざの外側、脛の上部の3ヶ所に現れました。
この段階で『帯状疱疹』を疑った母がすぐ皮膚科を受診するよう急かしてきましたが、
予約がいっぱいですぐに受診できませんでした。
症状⑥(16日目)
湿疹が増える
ステロイド剤を塗ったおかげで何とか蚊に刺された程度まで痒みを抑えられましたが、
外太ももの上部に新しく湿疹が増えちゃいました。
「帯状疱疹にステロイド剤は良くない」という話をよく聞きますが、
別の感染症を引き起こさない為にも塗る方がいいと言われているようです。(主治医談)
診察②(18日目)
整形外科→皮膚科
診断結果:帯状疱疹
『帯状疱疹』だと言われ、整形外科から皮膚科にまわされた私は発症から18日目にしてようやく【帯状疱疹】の診断を受けました。
先生いわく、【片足のみの神経症状(痺れ・むくみ・激痛・脱力)はだいたい帯状疱疹】という事です。
湿疹が出るだけマシな方で、湿疹が出なくて見過ごされてしまうタイプもあるのだとか…😨
湿疹が少ない(出ない)帯状疱疹!?
帯状疱疹と聞けば、大抵の方がイラストのような帯状に広がった湿疹をイメージすると思います。
しかし実際の私の足を見てください。(お見苦しいですが💦)
お尻から脛にかけてダニにでも噛まれたかな?というような湿疹があります。
この湿疹が蚊に刺された時の3,4倍くらいの痒さなので夜も痒くて眠れません。
私の場合は、膝の外側以外にも膝を囲むように1つ2つポツポツと湿疹がでました。
帯状疱疹と虫刺されの違いは【ピリピリとした痺れや神経痛があるかどうか】だそうです。
1つ2つしか湿疹が出ないケースもあるようで、
特に高齢者は単なる虫刺されと勘違いをして皮膚科を受診せず放置して、後遺症が残るケースが多いようです。
治療法
塗り薬と飲み薬
私の場合は…
飲み薬
「抗ウイルス薬」「痛み止め(カロナール系)」「ビタミンB12(神経修復効果)」「抗アレルギー薬」
塗り薬
「保湿剤」と「かゆみ止め」を合わせた軟膏
…を処方されました。
投薬から1週間経った今は、湿疹が黒くなり乾燥し始めています。
膝と太ももの痛みはまだ残っていますが、先生いわく私はまだ30代という事もあるので後遺症は残らないでしょうという事です。
逆にもし私が高齢だった場合は関節痛、歩行困難といった後遺症が残る危険性が十分あったようです💦
まとめ
いかがでしょうか?
主治医も「高齢者の帯状疱疹は【帯状の湿疹】という先入観から、肌荒れや虫刺されと勘違いして治療が遅れ、歩けなくなるケースがよくある」と言っていました。
ぜひ身の回りにそんな方がいらっしゃったら皮膚科への受診を勧めてあげてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました🤗
【漫画】私って、うつですか?
~もしかしてと思ったらすぐに読む本~