エッセイ

F4ヴィックチョウ(仔仔)保険金投資詐欺で1億円以上の被害!?保険投資って?注意点すべき点は?

台湾のスター ヴィックの衝撃的なニュースが入りました!
なんと保険金投資詐欺で6年間で計3447万台湾ドル…日本円にして約1億5000万円前後の被害に遭ったというのです!!
内容的には保険会社と仲介していた女性が嘘の内容で支払わせ、さらには自動振り込みを利用し、受け取ったお金を着服していたというものです。
(保険会社から未払いの請求書が来たことで発覚したそうですが女性は容疑を認めていないとか…)

今回の事件で私自身、保険金投資という言葉を初めて聞いたので、保険金投資の勉強しつつ紹介していこうと思います。

保険金投資について

『保険』と聞くと【何かがあった時に備えて準備するもの】というイメージが多いと思います。
しかし、最近の保険には種類がたくさんあって、保障はもちろん資産運用(投資)の要素を含んだ商品もあります。
なので、保険でも資産運用(投資)をする事ができるのです。
(掛け捨てタイプの保険は違います)

資産運用(投資)できる保険は、保険の解約や満期に受け取れるお金を投資の目的にしていて、払った保険料に対して受け取れるお金の返戻(へんれい)率が設定されています。返戻率は加入期間が長ければ返戻率が100%を超え、支払った金額以上のお金を受け取れる仕組みなのです。
この返戻率は商品によって違いますが、一般的には返戻率105%~110%程度の商品が多いそうです。
加入した人は従来の保険と同じ感覚で、月々の保険料を支払うことで資産運用(投資)ができます。

メリット

まずは万一の保障に加えて資産運用もできるという点です。
投資ができて怪我や死亡した場合にも保険金を受け取れるっていいですよね。

そして初めての人でも始めやすいという点もメリットです。
保険料は、銀行からの引き落としやクレジットカード払いが多いので、意識しなくても支払いができます。
実際の運用は保険会社の専門家が行うので初心者でも安心です。
(今回の詐欺はこの専門家による着服事件でした)

返戻率が固定されている保険もあるので、収益が読みやすく、出資金がある程度守られるというメリットもあります。
返戻率が高めの商品であれば、銀行の預金よりも高い収益が期待できます。

税金面でのメリットもあり、保険料は「生命保険料控除」の対象なので所得税や住民税の節税効果が期待できます。
なんだか良い事尽くしですね!

デメリット

一番のデメリットは、途中解約すると、受け取れる金額が少なくなってしまうことです。
なので途中解約がしにくく、毎年保険料を支払い続ける必要があります。
じっくり育てるお金という感覚なので、一獲千金という考え方の人には向かないでしょう。

保険で資産運用すると、収益は一般的に銀行預金よりは高いですが、他の投資に比べると低い傾向があります。
資産運用ではリスクとリターンの関係は比例します。
保険は比較的リスクが低いですが、その分高いリターンはのぞめないという訳です。

勘違いしがちですが、保険の資産運用は、必ず元本が確保されているわけではありません。
経済環境や金利水準で返戻金の水準が変化したり、返戻率が100%を下回る商品も少なくありません。

保険なので、いろんな保障(医療保障など)をつける程、返戻率が低下する(貯蓄性が低下する)ケースが多いので注意しましょう。

まとめ

学資保険というものもあるので、ヴィックチョウの奥さんは娘のために投資をしたのかもしれませんね。
低リスク低リターンで、初心者でも始めやすいからこそ、セールスの女性を信用してしまったのかもしれません。
何事も人に任せっきりではなく、自分でも確認する事が大切だという事ですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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