叩く・暴れる・奇声を発する・怒ると止められない、こんな子どもの症状で悩んでいませんか?
あまりにも症状がひどいと、「この子どこか悪いんじゃ…」と疑ってしまいますよね。
今回は、感情が制御できない幼児への対処法を紹介していきます。
【叩く・暴れる・奇声を発する】感情が制御できない子どもへの対処法
1.ダメな事をしたらしっかり怒る
感情がコントロールできない子どもには、しっかり怒ることが大切です。
怒りたいけど、怒ったら言うことを聞かなくなるから怒らないでおこう…
と思っていませんか?
世の中には「怒らず子育て」「怒るより褒めろ」なんて本や、評論家さんもいますが、
叩く・暴れる・奇声を発する・暴言を吐く、日常生活に支障をきたすような子ども(病的なほど暴れる)には、ほぼ通用しません。
なぜなら、ここまで暴れる子どもは褒められることが前提で、「大人たちは言うことを聞くのが当たり前」と思っている子が多いからです。
こんな子どもをいくら褒めたところで、それはその子にとって当たり前であり、だから悪いことをしなくなるなんてありません。叱る時はしっかりと「こら!」と怒る。本当にやっちゃいけない事をしたときはちゃんと謝らせる。
これができて初めて「褒める」が役に立ちます。その基盤さえできない状態で、褒めてばかり・怒らないをしても、悲しいですが一生子どもは今のままです。
2.子どもの目を見て褒める・叱る
子どもを褒める時、叱るとき、ちゃんと目を見て言えていますか?
褒める時は目を見れても、叱る時は罪悪感から目をそらしていませんか?
はっきり言って、目を見て叱らないと子どもは反抗するだけです。(何くそっ!お前の方が悪いんじゃ!)とこちらに責任を向けてくる子もいます。
これは大人が抱える罪悪感や、心の底からは怒れない気持ちが子どもにばれてしまうからです。
それに普段から、自分の言うことを聞いてくれる(父や母の事を格下の相手と思っているので)、そんな人に拒否された時、子どもは反省せず「目下のくせに、私にたてついて!」と逆ギレを起こします。
ですがしっかり目を見て叱ると、子どもは「叱られた」記憶が残ります。口では暴言を吐いても、目を見て叱るか、叱らないかでは雲梯の差があります。
なので目をしっかりと見て、どちらが上の立場か分からせる必要があります。
3.(これやらせておけば静かになるから‥)とスマホやお菓子を与えない
子どもが叩いたり、暴言に耐え切れず、スマホやお菓子を与えていませんか?
スマホやお菓子を見たり食べてる間は静かになる…という理由からだと思いますが、だめです。
主婦や主夫、仕事と両立しているお父さんお母さんは、疲れからスマホやお菓子で子どもを釣るという事があると思います。
ですがこうした、いわゆる普通の事が普通にできない子どもに関して、時間を決めたり、食べさせる量を決めておく必要があります。スマホやお菓子ごときで‥と考えがちですが、こんな出来事の積み重ねが今の子どもを作っています。
キレられたり、叩かれたり、暴言を吐かれたりあると思いますが、ダメなものはダメ。決められた時間の中で遊ぶ・食べるという事を学ばせていく必要があります。
お母さん、お父さん、ちゃんと子どもに怒れていますか?
対処法を言っていても、中々子どもが言う事を聞いてくれないという親御さんは多いものです。
ですが、ここで私からも言いたいことがあります。それは「お母さん、お父さん、ちゃんと子どもに怒れてる?」ってことです。
「こらぁ!!!!!!なにやっとんじゃ!!!!!!」くらいの勢いで怒れていますか?
もちろん、怒りすぎ・叩く、こんな行為はいけません。ですが、病的にキレる子どもは強く叱る事も大切です。例え嫌われようとも。
園児を迎えに来るお父さん、お母さんの中には子どもに気を遣っている方がいます。
・きつく言うと奇声を発するのではないか
・暴れたらどうしよう
そんな不安から、子どもが帰りたくないとダダをこねて暴れても「~ちゃん、~くん、帰るよ~」と優しくしか言えません。
こんな事をすると子どもは頭に乗って「こいつらは私が暴れだすとなんでも言うことを聞いてくれる」と思いあがります。
子どもはなめてはいけない人、なめていい人を見分け、なめられると一生言うことを聞いてくれません。悲しいですが現実はそうです。なので怖いから、傷つきたくないから言わないのではなく、嫌われてもいいと思って叱ってください。
そうしないとずっと子どもに頭が上がらない生活を送ることになります。
子どもが言うことを聞かなくて悩んでいるという方に、参考にしていただけると嬉しいです。