こんにちは、かめこです。
今回は、女子高生が南極を目指すアニメ
「宇宙よりも遠い場所」のあらすじ・感想・ネタバレを紹介します。
感動、面白さ、可愛さ、全部詰まった、もう一度青春したくなる最高のアニメです。
「宇宙よりも遠い場所」人物紹介
あらすじ
高校2年生の玉木マリ(きまり)は、何かしたいと思いながら中々一歩が踏み出せない。
ある日ひょんな事から、「南極へ行く」と言い変人扱いされている小淵沢報瀬に出会う。
きまりは報瀬の強い想いに惹かれ、一緒に南極へ行く事を決意する。
「1話~13話」ネタバレ・感想
きまりは青春がしたいと思いながらも、一歩が踏み出せずにいた。 幼馴染のめぐっちゃんの応援もあり、学校を休もうとするが、それもできず…。
そんな時、きまりは駅で同じ制服を着た女の子が落とした、100万円を拾う。 持ち主を探していると、なんと100万円の持ち主は「南極へ行く」と言う変わり者の小淵沢報瀬の物だった。
報瀬から、南極に行きたい理由(※南極で行方不明になった母を探すために行こうとしている。)を聞いたきまりは、報瀬の南極への強い想いを知る。報瀬の強い想いに惹かれ、きまりも南極へ行きたいと思うようになる。
「応援する!できる事があったら言って!」と言うきまりに対し、報瀬は「じゃあ、一緒に南極行く?」と尋ねる。そして「本気なら次の土曜ここに来て。」と、広島で一般公開された船(しらせ)のパンフレットをきまりに渡す。
戸惑うきまりだったが、勇気を出して広島へ向かう事に。新幹線の乗り口できまりを見つけた報瀬は、満面の笑みを浮かべた。(第1話:終わり)
きまりは報瀬から、 自分たちが乗船するのは民間の船である事、船はまず日本からオーストラリアのフリーマントルを経由する事を聞かされる。
フリーマントルまでの旅費を稼ぐため、コンビニバイトを始めたきまり。 そこでバイトの先輩三宅日向も、南極へ行く仲間に加わる事に。日向は、以前からコンビニの前で南極の話をする、きまりと報瀬に興味を持っていた。
乗船するためのコネがない三人は、報瀬考案の(夜の歌舞伎町にいる乗船隊員を誘惑する)無茶な計画を実行する。が、報瀬の事を知っている女性隊員たちに見つかり、計画は失敗に終わる。
しかし諦められない報瀬は、自身が稼いだ100万円を隊員に差し出し、一緒に連れて行ってほしいと頼むが、それも拒否される。(第2話:終わり)
手詰まりになった三人の目に「女子高生、南極へ行く!」というネットニュースが飛び込んできた。
内容は、現役女子高生タレントの白石結月が、3カ月間民間の観測隊と南極へ行きリポートするものだった。
白石結月の事務所に連絡しようとした矢先、なんと白石結月本人が報瀬の家にやってきた。
実は、結月は南極へ行きたくなく、ちょうど歌舞伎町で報瀬たちを目撃し、代わりに南極へ行ってくれないかと頼みに来たのだった。
報瀬にとっては願ってもない事だったが、マネージャーである結月の母親から、絶対にダメと拒否される。
そんな矢先、結月の母親から「娘を南極へ連れていくよう説得できたら、三人も一緒に同行するよう推薦する」と提案された三人。
そこで結月交え、四人で話し合う事に。
最初は母の差し金と三人を警戒する結月だったが、説得しているうちに三人が悪者でないと心を開き始める。そして、結月は三人と南極へ行きたいと思うようになり、報瀬たちは無事推薦してもらえることとなった。(第3話:終わり)
家族からも無事南極へ行く許可をもらえた四人は、3日間の夏期訓練に参加する。 観測隊員に車で送ってもらう四人だったが、ボロボロの車を見て、本当に南極に行けるのか不安になる。
隊長である藤堂 吟の講義を受ける四人だったが、報瀬はなぜか悲しそうな表情になる。(実は、母たかこと一緒に南極へ行き、最期の声を聞いたのが藤堂吟だった。)
訓練は目的地のルートに旗を立てるという難しいものだったが、無事訓練を終えた四人。それによって、より絆が深まった。(第4話:終わり)
学校では、南極に行く事になった報瀬ときまりを応援する生徒たち。 二人は「やってやったぞ!」とばかりにグータッチをする。 その様子を見ていためぐっちゃんは、きまりとの思い出を思い返していた。
四人は3カ月間の南極生活のため、荷物詰めを始めた。 船(ペンギン饅頭号)は、一人体重合わせて100キロまでしか荷物をのせられない。 きまりは、荷物を整理している中で、めぐっちゃんのゲームを借りっぱなしだったことに気づく。 ゲームを返しに家まで行ったきまりに、めぐっちゃんは寂しそうな顔をした。
次の日学校の帰り道で、めぐっちゃんは学校で報瀬たちの悪口が言われていた事をきまりに伝える。その後報瀬と日向と合流するが、報瀬はその話に激怒。憂さ晴らしも兼ねて、四人でカラオケに向かう。
出発の朝、出かけるきまりに会いに来ためぐっちゃん。驚くきまりに、めぐっちゃんは「絶交しにきた」と伝える。実は学校で広まる悪口や嫌がらせは、めぐっちゃんが原因だったのだ。
動揺するきまりだったが、最後は笑顔で「絶交無効」と言い残し、三人が待つ空港へ向かった。(第5話:終わり)
飛行機でシンガポールに到着した四人。
フリーマントルでの乗り換えのため、1日だけここで過ごすことに。はしゃぐ四人の横で、浮かない顔をしている日向に気づく結月。
実は日向はパスポートを紛失していた。あいにく次の日は大使館は休み。飛行機を振り替えて、到着を遅らせようと提案する結月。しかし、報瀬は船が出発してしまわないか心配になる。その様子を見て、三人は先に行ってと言う日向。
次の日、日向が目覚めると、そこに皆の姿はなかった。実は報瀬たちは、空港で飛行機を変えられないか説得していた。引き止める日向をよそに、報瀬は自分の100万円を使い、強引に2日後の飛行機を予約した。
安心した報瀬だったが、なんと自分のかばんの中に日向のパスポートを発見する。実は、日向のパスポートは報瀬が持っていたのだった。青ざめる報瀬に気づく結月。
結果として四人は次の日の便に乗れたが、報瀬と日向は罰としてドリアンを食べる事となった(笑)。(第6話:終わり)
ペンギン饅頭号に乗り込んだ四人。船が動く前にレポートを撮り始めるが、その途中、船が出航できるか雲行きが怪しくなっている事に気づく。実は船員や資金が足りていないのだ。お手伝いをするため、四人は食糧の調達に出かける。これだけの食料で足りるのか不安が募り始める。
そんな中、報瀬のお母さんが使っていた部屋で、漆工塗料(暗闇で光る塗料)が、星のように塗られている事に気づく。報瀬のお母さんがつけたのかも…と嬉しくなる四人。
その後、空気を吸いにでた報瀬は、デッキで藤堂さんに会う。藤堂さんは、報瀬のお母さん(たかこ)の事を話し始めた。実は、過去たかこが南極で行方不明になった事で、スポンサーの数が激減。今回は大幅に予算を削った中での出発、でも必ず出発する、と。(第7話:終わり)
無事出発したペンギン饅頭号。船員は、南極での生活に備えて毎日ハードな運動を行っていた。さらに、四人は船の揺れで食べては吐いてを繰り返していた。
そんな時、展望台にいた藤堂吟は、船の先に南極大陸を見つけ笑顔になる。やっと四人が酔いにも慣れた頃、デッキに出るとそこには南極大陸が広がっていた。「本当に合ったんだ!」と気持ちを高鳴らせた。(第8話:終わり)
観測隊員である財前敏夫(ざいぜんとしお)は、藤堂吟隊長に恋していた。告白を手伝ってくれと、報瀬たちに頼み込んでいた。最初は呆れていたが、藤堂さんの恋模様をレポートしたら面白いのではないかと思い付く。
藤堂さんのタイプは「雲みたいな人」と、謎めいていた。財前敏夫はそのイメージがつかめず、余計に悩みの種が増えることに。
そんな時、報瀬は藤堂さんに呼び出され「私の事どう思ってる?」と聞かれる。報瀬は恨んでいないと答えるが、どこか寂しそうな顔をしていた。「本心?」と聞く藤堂さんに、「分からない。ただお母さんは帰ってこない。変えるためには宇宙よりも遠い場所に行くしかない。」と答えた。
財前はデッキにいる藤堂さんを見つけて、声をかけようとする。しかし、藤堂さんはたかこ(報瀬のお母さん)の最後を思い出し泣いていた。その様子を見て告白をためらう財前。そしてその事を相談した、調理長に今度はときめいてしまう。(笑)
そして南極に降り立ったきまりたちは、喜びの声を上げていた。
報瀬は感極まり、「ざまみろ!ざまあみろ!ざまあみろ!ざまあみろ!あんたたちがバカにして鼻で笑っても、私は信じた!絶対無理だって裏切られても、私はあきらめなかった!その結果がこれよ!どう?私は南極についた!ざまあみろ!ざまあみろ!」と、叫んだ。
この声を筆頭に、きまりたち、そして隊員全体が「ざまあみろ!」と叫んだのだった。(第9話:終わり)
南極に降り立った四人は、胸を高鳴らせていた。昭和基地では溜まった雪を除去する大掃除が始まった。
そんな時、結月に「オーディションを受けたドラマに受かった」と母から連絡がくる。(基地付近では電波がある)でもドラマが始まると三人と会えないと寂しがる結月。友達ができた事ない結月は、三人が本当に友達と思ってくれてるのか不安だった。(友達誓約書まで作る始末)
友達の境界が分からず戸惑う結月の元に、バースデイケーキを持った三人が現れた。実は少し前に、結月は誕生日を迎えていた。結月は三人のサプライズに驚き涙する。四人はさらに絆を深めあった。(第10話:終わり)
日本と南極を繋ぐ中継をしていた四人。「友達が会いに来てくれた」と連絡をもらう日向。誰の事だろうと思い画面に近づいたが、次の瞬間カメラを塞ぎ、逃げるように立ち去ってしまった。その様子を不審に思う報瀬。
その後、姿が見えない日向を探していると、雪に向かって「ふざけんな!」と叫び暴れている日向を発見する。皆の前では普通に接する日向だったが、そんな時、報瀬は日向宛て届いたメールを見てしまう。
話しによれば、日向が学校をやめたのは、部活動内でのいじめが原因だった。その事を謝るメールだった。実は中継現場に来ていた子は、有名になった日向と話して自慢するのが目的だったのだ。
次の日中継を繋いだ瞬間、報瀬たちはいじめっ子たちに向かってこう叫んだ。
「あなたたちは、日向が学校辞めて、辛くて、苦しくて、あなたたちの事恨んでると思っていたかもしれない。毎日部活の事思い出して、泣いてると思っていたかもしれない。けど日向はもうとっくに前を向いて、歩きだしているから!私たちと一緒に踏み出しているから!私は日向と違って性格悪いからはっきり言う。あなたたちは、そのままモヤモヤした気持ちを引きずって生きていきなよ!人を苦しめて傷つけたんだよ?そのくらい抱えて生きていきなよ!それが人を傷つけた代償だよ!私の友達を傷つけた代償だよ!!今さらなによ、ざけんなよ。」
日向の想いを代弁した報瀬に日向は涙する。そしてきまりたちも、自分たちの友情に涙を流した。(第11話:終わり)
報瀬は、中学生の頃母が南極で行方不明になったと知らされた日の事を思い出していた。
その日、雪上車に乗れる事になった四人だったが、報瀬だけ浮かない顔をしていた。きまりたちは、報瀬が「そこに着いたらもう先がない。もし行って何も変わらなかったら、私は一生今の気持ちのままなんだって。」と複雑な心境を抱えている事を知る。
三人はあえて報瀬に話しかけず、一人で決めさせる事にした。悩む報瀬だったが、最後は雪上車に乗り込む事を決意する。夜、吹雪が吹き荒れる雪上車で、報瀬はお母さんの事を藤堂さんに聞く。藤堂さんの話では、雪上車へ向かう途中、たかこさんの行方が分からなくなったという。
つぎの日、寂しそうな顔をする報瀬に気づいた三人は、荷物置きで報瀬のお母さんの遺留品がないか探し始める。「もういいよ」と言う報瀬だったが、結月が報瀬とたかこさんの写真が貼ってあるノートパソコンを見つける。
パソコンを開けると、そこには報瀬がこれまで送った未読のメールが何千通も送られていた。「お母さん」と泣き叫ぶ報瀬。きまりたちも、部屋の外から一緒に泣いていた。(第12話:終わり)
南極の生活にも慣れ、きまりたちに帰国が迫っていた。報瀬は心境の変化から、長かった髪をバッサリ切りボブにした。その姿を見た藤堂さんは、たかこ(報瀬のお母さん)を思い出すのだった。
帰りのヘリに乗り込む際、報瀬は藤堂さんに「もう必要ないから」と、南極で見つけた母のパソコンを託す。藤堂さんはパソコンの中に、たかこさんが報瀬に送り忘れた一件のメールを見つける。
帰りの船のデッキで、壮大なオーロラを見つける四人。そんな時、報瀬にお母さんからメールが届く。それはとても綺麗なオーロラの写真だった。(藤堂さんが代わりに送っていた)
家に帰ったきまりは、めぐっちゃんに帰った事を報告する。すると、めぐっちゃんから「残念だったな。私は今北極だ。」というメッセージと共に、オーロラをバックにめぐっちゃんが写る写真が送られてきたのだった。涙を流すきまりは、笑顔で「なんでー!」と叫んだ。(第13話:終わり)
「南極観測隊に聞いてみた!南極の食事ってどんなの?民間でも行けるの?」はこちら