笑顔の裏に潜む恐ろしいうつ病『微笑み鬱(うつ)』をご存じですか?

こんにちは。
落ち込めば大好きな台湾俳優ヴィックチョウの笑顔に癒されているてつこです。
専門学校ではムードメーカーなんて呼ばれた事もあり
人前でも明るく元気にお喋りをして基本ニコニコしていて
『てつこさんと話してたら元気になれるよ』なんて言われる私ですが

鬱(うつ)なんです(・ω・)

ちょっとふざけてるんじゃないの!?と思われますよね?
ご安心ください。自覚できてませんし、周囲のほとんどが鬱に気付きません 笑
でも心療内科の医師から診断書をもらってこの通り精神障がい者手帳の2級を所持しています。

というわけで今回は最も危険なうつ病と言われる【微笑みうつ】について鬱患者本人である私が紹介していきたいと思います。

どんな症状? ※あくまで私の症状です※

*ジュースやお菓子、など普段よりも大量摂取する
 (過食・体重増加・むくみ)
*お喋りをしても話が入ってこない為、カラ返事が増える
 (思考力の低下)
*人と会う事が嫌(億劫)になり、人と会う回数が以前よりも減る
 (不安、自己嫌悪
*人と別れて一人になった瞬間、頬の筋肉が固まり動かせなくなる
 (感情の喪失)
*仕事から帰ると酷い倦怠感に襲われ、何もないのに泣き始める
 (不安
*朝ごはんを食べたその日の昼に忘れて「朝ごはん食べたっけ?」と質問をする
 (健忘症
*指示などが頭に入らず、職場でのケアレスミスが増える
 (不注意・健忘症

*休日は引きこもりがちで、基本的に口角が下がっている
 (感情の喪失
*買い物などの外出は気力と体力を使う為、大奮闘。
 ※人と約束がある時や出勤の時は出られる(外出困難
*入浴が億劫になり、翌日の朝に先延ばしする。
 入浴しても体や頭を洗う事が面倒に感じる
 (意欲の低下
*家族に対しイライラして八つ当たり。その行動を思い返して自己嫌悪になり消えたくなる
 (焦燥感・自己嫌悪
*寝る前に脳内で今日の反省会がスタート。自分の言動を後悔してモヤモヤして寝つきが悪くなる
 (自己嫌悪
*細かな夢を見ては夜中に何度も目を覚まし、そこから寝るまで30分以上奮闘する
 (中途覚醒
*目覚ましよりも1時間以上早く起き、目がさえて眠れなくなる
 (早朝覚醒

見た目で判断できる?

ぶっちゃけ言います…

本人をよく知る人(家族)以外
見た目で判断できません



…ちくしょうっっ!!

最初に言った通り少しずつ異変は起こりますが
家の外では普段通り笑っているので本人でさえ認識が出来ません。
ブログの相方 かめこもかなりの間、私が鬱持ちだとは知りませんでした。
ちなみに私の場合は異変を察知した母がぽそっと「最近ちょっとおかしいから気を付けて」と教えてくれます。

微笑み鬱(うつ)が恐ろしい理由

どうしてこの【微笑み鬱(うつ)】が最も危険だと言われているのか
それは…

悪化を自覚できない。
周囲が悪化に気が付かない。
エネルギッシュである。

この3点です。

鬱を風邪に置き換えて考えてみましょう。
風邪の場合【喉痛、鼻水、喘息、高熱】と
症状が悪化すれば自覚して病院へ行きますし、
悪化した時にも周囲が気付いてくれるでしょう。
これが通常の【鬱(うつ)】です。

風邪の症状が全くなく、胸が少しつっかえる程度だったらどうでしょう?
これくらい大丈夫じゃん と日常生活を送る事でしょうし、周囲も気付きません。
しかし体内は肺炎が進行している危険な状態に…
これが【微笑み鬱(うつ)】の状態なのです。

一般的な鬱(うつ状態)の場合
「消えてしまいたい」
「私なんていない方が」というSOS信号や
引きつった笑顔になってしまうので
周囲が気を遣ったり、病院を紹介して
最悪のケースを防ごうとしてくれるでしょう。
うつ状態は意欲や気力が低下しているので
最悪のケースは起こりにくいと言われています。
2019年に休養したネプチューンの名倉さんがこのパターンです。

微笑み鬱(うつ)の場合
「今日は楽しかったよ(*^-^*)」
「また来週遊ぼうね( *´艸`)ウフフ」
など他愛ない会話をした翌日に
最悪のケースが起こってしまう事があるのです…
周囲は元気に振る舞う相手が鬱だなんて気付きようがありません。
微笑みうつ病の人は元気に明るく振舞えるほどエネルギッシュなので
思い立ったらすぐ行動ができます。
その分通常のうつ病に比べ、最悪のケースに繋がりやすくなると言われています。
最悪の事になり、「どうしてこんな事…」と周囲が口にするケースがこれと言えるでしょう。
2020年に突然命を絶った三浦春馬さんがこのパターンではないかと思われます。
それほどまでに前兆を発見しにくいのです。


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最悪の事態を防ぐ為に…

私はどれほど落ち込んでいても人前では笑顔で元気に振舞えるので、「微笑みうつ病」だと思われます。
心療内科で診察中の会話も…

てつこさん、調子はどうですか?

え、最近ですか?
人に会いたくない病(勝手に命名)以外はいたって平和な毎日ですよ(笑)
※他症状の自覚なし

まぁ…その「人に会いたくない病」…?
それを世間一般ではうつ状態っていうんですけどね 笑

え、これがうつ状態ですかww
それ以外は普通に笑えるし元気なんですけど 笑

人に会いたくないって思うのは
元気じゃないですからね 笑

…という感じでケラケラ笑いながら話をしています。

こんなケラケラ笑う私も『消えてしまいたい』という感情は唐突に現れます。
友人と談笑しながらそう思った事も何度もあります。
そんな私ですが最悪の事になるのを防ぐ為にしている事…
それは

1.家族や友人と同居する(一人暮らしを避ける)

別記事にて【毒母】と酷評した我が母ですが、最悪の事態を防ぐ事が母から独立しない理由の一つです。
私の症状を把握できるのは同居している母だけなんです (;^ω^)(ちなみに父は別居中)
毒母の過干渉がこういう面では功をなしているという状況です💦
台湾で1年間1人暮らしをしていましたが、自覚しないままうつ状態が悪化してしまい、
職場にて突然パニック症状が現れ、仕事開始直前に突然涙が止まらなくなって早退させてもらったり
急に倦怠感から夕方まで起き上がれなくなり、職場の同僚が慌ててお粥を持ってきてくれた事もあります。
1人暮らしは私のうつ病と相性が最悪だと認識した瞬間でした。

2.嫌だった出来事やネガティブな気持ちをSNSに書く

日記帳に嫌だった事を書いて…という記事を見かけますが
うつ状態の人に紙に日々を綴れるほど心に余裕はありません!笑
ムカつく!何こいつ!最悪!
そう思ったらすかさずSNSに書いてしまう
消えてしまいたい…私って必要な人間かな?
そんなネガティブな感情が沸き上がった時もSNSに書いてしまう
ネガティブな事を書かない方がいいよ』
みたいな謎の風潮がありますが、SNSにはそんなルールはないですし、それはあなたのSNSです。
うつの気持ちを知らない人間の言う事なんて無視して吐き出しちゃえばいいんです!
ただし注意点があります。
きっとその投稿に誰かが何かしらの反応をするはずです。
そんな時は気持ちが落ち着いた時でいいのでコメントへの感謝の気持ちを添えて返事をしましょう

ちなみに私の場合は投稿すると台湾の友達が中国語で励ましのコメントやメッセージをくれるので
それを励みにして日々を過ごしています。

3.鬱であるとカミングアウトする

前とダブっていますが
「鬱(うつ)の診断を受けました」と投稿するなど
何かしらの形でカミングアウトしておくといいです。
こうする事でネガティブな投稿を連投しても周囲は寛容的な目で見てくれます。
鬱(うつ)は恥ずかしい病気でもありませんし、甘えている病気でもありません
2000年代に日本でようやく浸透し始めた比較的新しい脳の病気なので
中高年層にとっては未知の病気なのです。
単なる甘え
気の持ちよう
自分に自信をもてれば治る
とか一方的に断言してくる知ったかぶりが結構います。
それらはうつ病を1ミリも理解していない無知の人間なので、相手にするだけ時間の無駄です
私の場合は父がこのタイプでかなり苦労しました 笑

そんな父ですが12歳で母(私の祖母)を亡くし
母の夢を見る度に眠れなくなり布団の中で1人泣いていたそうです
私が小学生の頃には朝に『母の夢を見たので墓参りに行ってきます』
と置き手紙を残してひとり墓参りへ行っていた事もありました。
そして銀行員として働いていた頃には月末になると食欲がなくなり
おなかを壊していました

現代ではこれらは鬱の症状に当てはまりますが
本人は当時うつ状態だという事は微塵も認識しておらず
私のうつ病発覚から自分を見つめなおして自覚し始めたようです。
20年ほど前までの日本社会は最悪のケースが起こっても
「気が弱かったから」
「甘やかされたから」
だけで済まされ、医者でさえ、まともにうつ病を知りませんでした
そんな世代の人に【鬱はこんな病気なんだよ】と教えてあげる為にも、自分が鬱である事を周知する事はとても大切なのです。
私が最初に鬱を発症して10年…父は心理カウンセラー資格の勉強をきっかけに鬱を理解してくれ、ようやく
「鬱で辛い思いしてたのにお父さん酷い事を言ってすまんかったな…
半泣きで謝ってくれました💦

私の場合はカミングアウトをしても微笑みうつ病ゆえ明るいので、重症化しない限りまず信じてもらえません(;’∀’)
しかし鬱だとカミングアウトしてからは『友達が鬱なんだけど…どうしたら…』と相談を受けるようになりました
患者側の人間だからこそ、苦しむ鬱患者の手助けになれる事もあります。
そう思った時に『私なんて必要ない』というネガティブな考えが吹き飛び
鬱を知らない人達に鬱患者の気持ちを発信していこう』という気持ちが芽生えました

乗り越えた先に必ず未来はある

微笑みうつ病は本人にとってもかなり辛いものです。
これから頑張るぞと笑顔で船をこぎ出した瞬間に
乗っていた船が突如泥船に変わって沈んでいくのですから…
私は持病の影響で鬱になりやすいので
私にとって鬱は一生付き合う病気でもあります。
泥船に乗り続けていれば沈むしかありません。
乗り越えるためにも新しい船を築くしかありません。
「乗り越えたらいい未来が待ってる」
なんていう上辺だけの言葉は言いません。

しかし乗り越えれば良くも悪くも必ず未来があります
そしてその一つ一つがあなたの人生に影響を与えてくれます
消えてしまいたい、自分がいない方が…
私は過去にいじめ、パワハラ、職場でのいじめ
何度も鬱になり、乗り越え、未来の…現在の私がいます

私は微笑みうつを『たらい舟』だと思うようにしています。
早く進もうとするとたらいは大きく揺れて転覆してしまいますが、
コツさえつかめば好きな方へ進めるようになります
好きに進める時は進み
転覆してしまった時には周囲の力も借りて出発できるまで休養する。
個人的に完全克服は難しいと思います。
でも考え方次第でうまく立ち回れるようになると思います。
焦らずゆっくり進んでいきませんか?

まとめ

この記事を読んで【微笑みうつ病】という物を理解していただき
私と同じ患者さんには安心するための材料にしていただけると嬉しいです。
鬱でさえもまだ日本社会(中高年層)では浸透されていない病気ですが
20年30年も経てば今の時代の話が「信じられない話」と言われるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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