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追撃者~逆局~伏線と考察 No.4

最終回まで見終わっている私から見た伏線、考察を書いていこうかと思います。
完全なネタバレ記事なので、初見さんはUターンされる事を強くおススメします。

曹萬年のみ粛清され廖正雄が粛清されなかった理由

拘置所で梁東炎殺害計画の協力関係にあった曹萬年と廖正雄。
2人は万が一の場合、正雄が捕まり、萬年は逃亡するという計画を立てていました。
ところが梁東炎のプロファイルによって単独犯ではないと知られ、
萬年は【ボス】から粛清されてしまいます。
しかし一方の正雄は最終回までに粛清されたような表現がされていません。
これは2人に指示した人物が違うからではないかと思っています。
萬年の場合、司令を出したのは穆雪松。

出典:IQIYI

そして命を受けて任務を与えたのは林啟辰…

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つまり曹萬年は下請けの下請けなのです。
おそらく穆雪松は萬年の顔すら知らなかったでしょう。
廖正雄の場合、司令を出したのは楊羽璐。

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穆【保身の為なら他人の命など関係ない】という考えの穆雪松に対し、楊羽璐は【悪は許せないが、正議のための悪は正義になりえる】という考えです。
病室で陸齊の精神を追い詰めた異様な心理術

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これを使えば廖正雄を操ることも容易だったはず。
廖正雄は指令というより洗脳に近かったでしょう。
こういう事情から楊羽璐は廖正雄を粛清しなかったのです。
【私は穆雪松とは違う】という考えがあったのかもしれません。

錢志揚が捜査に協力的でなかった理由

妊婦バラバラ連続殺人事件について任非と譚隊長が拘置所を訪れた際に錢志揚は協力しませんでした。
その理由としてはビジネス冤罪の契約がなくなってしまう恐れがあったためです。
・罪を認めて2・3年刑務所に入る
・刑務所を出たら多額の報酬をもらう

このような契約を穆雪松側と交わしていました。
なるべく警察を拘置所へ寄せ付けるなという指令もあったのでしょう。
監視カメラ越しに穆雪松の息がかかっている副所長が見ています。
この事から協力的でなかったのです。

穆雪松が張逸帆を黙認していた理由

妊婦連続バラバラ殺人の犯人である産婦人科の張逸帆。
彼女は黒幕である穆雪松が理事を務める陸記念病院で働いていました。
警察に近付かれる恐れのある容疑者をどうして黙認していたのか。
それは穆雪松自身が張逸帆の状況と自分を重ねていたからではないかと思われます。
どうしても子どもが欲しくて堕胎を望む妊婦かた胎児を摘出し続ける張逸帆、
植物状態の想い人を生かし続けたくて違法移植をくり返す穆雪松。

もう一つ黙認していた理由は張逸帆が地下室【N4】を知る人物であるという事です。
彼女を自由にさせればどこから【N4】の情報が洩れるか分かりません。
監視という名目で彼女を病院に置き続けていたという可能性も考えられます。

關銘洋が炎東との関係を疑われた理由

「これ熱いから帰ってから飲め」
任非に關銘洋がコーヒーを渡す場面があります。
その時に銘洋が任非に「梁炎東との関係がバレたかもしれない」と伝えています。
いつどこで知られてしまったのか。
それは拘置所の監視カメラ大好きで覗き魔の副所長にバレたからです。
銘洋は元からお節介焼きでおしゃべりなので、梁炎東もすぐにバレると分かったうえで銘洋に協力を仰いだのでしょう。
梁炎東は冤罪解明の為に任非とコンタクトが取れればそれで良かったのです。
残念な事ですが、梁炎東にとって銘洋は任非と接点を持つきっかけでしかなかったのだと思います。
頭脳明晰な梁炎東に利用されるだけされちゃったんですね。

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